今節はカリアリをホームに迎えての一戦です。先日のコパイタリアで大勝した相手だけに、この試合も景気良く勝っていきたい・・・。
第21節 インテル×カリアリ
インテル【3-5-2】 カリアリ【3-5-2】
3戦連続の引分けに終わったインテル。過去2試合の改善が見られず無様な戦いを晒してしまった。
この試合は新加入のヤングを早速RWBで先発起用。そのヤングからの絶妙クロスにラウタロが頭で合わせて先制する。クロスもヘッドもドンピシャで見事な得点シーンだった。
が、個々までは前節、前々節と同じ流れ。今のインテルはここから追加点が取れない。この試合はブロゾヴィッチを欠いており代わりに入ったのがバレロなのだが、攻撃の組み立て、パスの受け方、散らし方など起点としての動きの質がやはり下がってしまった。如何にブロゾヴィッチの役割の重要性が高いかが分かった。
この試合のカリアリはハイプレスが厳しくインテルは中盤を経由しての素早い攻撃が出来ずにいた。繋ごうにも瞬く間に奪われカウンター、もしくはキープされて守備の時間帯がかなり多かった。ナインゴランが下がり目で受けて攻撃の起点となっていたのはまさにブロゾヴィッチの動きそのものだった。
先制されてもカリアリの動きは鋭さを増すばかりで、失点も時間の問題に思えた。そして78分、遂に失点し同点にされる。先制した後75分以降に失点するパターンはアタランタ戦、レッチェ戦と全く同じ。時折チャンスも作り決定機も迎えたが追加点には至らない。レッチェ戦でもこの試合でも紙一重で得点にならない惜しいシーンは確かにあったが、ワンチャンス、ツーチャンスほどの少なさでは相当な決定力を要さなければならない。やはり格下相手には圧倒的なまでに攻め込んでいかなければ。
しかもこの試合では終盤に主審に激高したラウタロが退場処分となる要らないおまけ付き・・・。退場宣告された後に、怒りが収まらず主審への暴言&ボールを蹴り飛ばす愚行に出たのが追加処分の原因になり得るかも知れないらしい。少なくとも2試合の出場停止、場合によっては3試合の可能性も。
最低最悪としか言いようがない。退場後のコンテの表情が全てを物語っていた。次節ウディネーゼ戦とミラノダービー、さらには次のラツィオ戦までエースを欠いて戦わなければいけないのだから。ラウタロ自身が今後成長しなければならないのは技術面より精神面。エースという自覚を持って自分が欠場したらチームに与える影響を考えなければならない。
近年の風物詩「冬の大失速」、今季は免れたかに思えたが些か怪しくなってきた。直近3試合で勝ち点3しか奪えてないのは停滞と言わざるを得ない。幸いにもユーヴェがナポリに負け、ラツィオはローマに引分けた事で順位やポイント差は現状維持のまま(ユーヴェとは1P縮めた)だが、今後の戦いに不安が増した事に変わりはない。報道によれば間もなくエリクセンの取引がまとまるみたいだが、セリエA初挑戦のエリクセンに過度な期待は出来ない。ジルーの話しも滞っているし、今後3試合はラウタロ抜きでどう言う采配を振るうか、コンテの真価が問われそうだ。
順位表(暫定)
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