前節サッスオーロに勝ちきれなかったインテルは、今節トリノとアウェーでの一戦になります。今節は上位チーム同士の試合が組まれているだけに絶対に勝って順位を優位にしていきたいところです。
- ナポリ(2位)×ミラン(4位)
- ユーヴェ(1位)×ラツィオ(6位)
- ローマ(5位)×アタランタ(7位)
インテル
3-4-1-2
ラウタロ イカルディ
マリオ
ダウベルト ブロゾ ベシノ ダンブロ
ミランダ デフライ シュクリニアル
ハンダノヴィッチ
トリノ
3-5-2
ベロッティ ザザ
アイナ ルキッチ リンコン アンサルディ デシルベストリ
ジジ ヌクル イッツォ
シリグ
結果 0-1 ×
得点者 イッツォ
前節サッスオーロ戦に続きまたしても格下トリノ相手に勝ち点を取り損ねてしまった。個人的にはサッスオーロと同じかそれ以上に苦手意識がインテルにはあると思う。前回対戦(2節)でもドローに終わったし、昨季でも負けています。
この試合スパレッティは変化を付けてきた。ほぼ固定していた4バックから3バックへDFラインを変更し、前線にはラウタロとイカルディの2トップ。これまで再三言い続けてきたラウタロとイカルディの”共存”が遂に実現。中盤はややディフェンシブなメンバーとなった。
去就が噂されているペリシッチとはベンチ。E・サルチェドと言う若手もベンチ入りを果たした。
試合はこの日も深刻な得点力不足に悩まされた。ボールを支配するも相手DF陣を崩せない。ボールを回しているとそこを狙われカウンターでピンチを迎える・・・。試合には負けたがハッキリ言ってトリノもそんなに調子良いとは思いませんでした。それでもザザやベロッティがインテルゴールを脅かします。毎度毎度ハンダノヴィッチのビッグセーブで助かっているが、やはり得点で応えなければ。
膠着状態で迎えた35分、思いもよらない形でインテルは失点してしまう。トリノのCKからファーで待っていたイッツォへ。マークはミランダだったかな。競り勝ったイッツォのヘッドはまさかのゴールです。ハンダノヴィッチも一瞬見切った感じで見送っていたが、疑問が残りました。DFとお見合いのようにも見えたし、いずれにしても勿体ない失点になった。
ビハインドになったインテルは同点を狙い果敢に攻め入るも、これがなかなか上手くいかない。今季のインテルの得点パターンの8割以上はサイド攻撃に偏っている。左のペリシッチ(ケイタ)や右のポリターノが起点となり中央のイカルディがフィニッシュ。この試合はペリもポリターノもベンチで、代わりに入ったダウベルトやダンブロでは荷が重かったかもしれない。
ポリターノは途中出場するもレフェリーへの抗議で退場するし・・・。何か前も抗議でカードもらってたような。無駄な累積で重要な試合に出られないなんてないようにしてもらいたい。
結局これといったチャンスを作れずにあっけなく敗戦を喫した。
リーグ戦では2試合未勝利で、15節ローマ戦(2-2)を最後に7試合連続で1得点、もしくは無得点の試合が続いている。イカルディの状態も心配だが、それ以上にチームとしての得点力不足が心配です。
幸いにもミラン、ローマが共に引分けて、その上ラツィオは負けたので何とか3位を死守出来ているが、この得点力不足を解決しなければいよいよ危なくなってくる。
ご存じの通りミランは、2人の新星をこの冬に獲得。レヴァ2世と言われる売り出し中のFWピョンテク、更には”NEXTカカ”と呼び声高いフラメンゴの超新星パケタ。どちらもチームにフィットしている感じでかなり脅威となります。先日のコパイタリア準々決勝のミラン×ナポリでは早速ピョンテクがドッピエッタ記録してますし・・・。
一方のインテルはこの冬の補強はSBを一人獲得しただけで、戦力的には現状維持。ペリシッチの売却があれば駆け込みで何かしらのアクションもあったかもしれないが、もう時間的にもこの冬の移籍は無いでしょう。
とにかく今季は今のメンバーで戦わなきゃいけません。浮き沈みの激しいインテルは、毎年謎の勝てない時期が訪れます。昨季は年末~年明けにかけて大失速。今季はそこまでではないにしても、やはり下位チーム相手にはきっちり勝っていきたい。これから始まるEL決勝トーナメントも重要だし、コパもあります。そしてリーグ戦では3位以上を守るためにはミラン、ナポリ、ローマ、ユーヴェに勝っていかなきゃなりません。明らかに前半戦よりもハードな戦いになりますが、活路を見出し何としても来季CL圏内の3位を確保してもらいたいです。
インテリスタの皆さん、一緒に声援を送りましょう!!
次回、1/31コパイタリア準々決勝vsラツィオ(メアッツァ)!!!
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