ニューカッスル就任4年目のシーズンが終了し、結果を振り返ります。
プレミアリーグ順位表
今季優勝を成し遂げたのはマンチェスター・シティ。2位ユナイテッドとの終盤の優勝争いを制し5年ぶり9度目のチャンピオンに輝いた。ニューカッスルは終盤の失速が大きく影響し何とか3位に入り込むので精一杯な状況だった。終わって見れば昨季より順位を一つ上げたものの、得点力など課題点はあまり改善されず。改めてリーグ戦、CL、カップ戦を同時に戦い抜く難しさを痛感したシーズンでした。ニューカッスルに次いでリヴァプール、チェルシー、アーセナルと続き強豪陣が上位を占める結果となった。
シーズンスコア
シーズン序盤のリーグ戦では攻撃陣が上手く機能して自身が思う理想的なフットボールを実行出来たと思います。得点も安定して出せていたし、FW以外の得点を多く生まれ最高のスタートを切ったと言えました。しかしシーズン中盤~終盤にかけてスケジュールも過密になっていく中、徐々に攻撃陣が停滞しCL、プレミアの両方で中途半端な戦いをしてしまいました。
特に4月のCL準決勝バルセロナ戦の敗戦が全てだったと思います。リーグ戦に集中しなければならない状況でもモチベーションの維持に苦労しました。メンタリティーな部分ですね。
過去4シーズン 成績
今季は就任1年目以来となる無冠に終わりました。あくまでも”メガクラブ”を目指すニューカッスルにとって今季のような成績では決して「健闘した」と褒められるはずがありません。
勝敗や勝点を比較しても最低20勝以上、勝点75以上を挙げなければ、優勝争いなど出来るはずがないのです。
ゴールランキング
今季の得点王は優勝したシティからアグエロが輝いた。意外にも初の得点王となった。過去3シーズンに渡り得点王争いを演じてきたエスポージトは今季10得点止まり。徐々にその決定力に衰えが見え始めてきたようだ。
アシストランキング
デ・ブライネが2年連続でアシスト王に輝いた。個人タイトルも独占したマンチェスター・シティは完全優勝と言って良いだろう。
個人タイトル
シーズンベスト11
ニューカッスルからは3選手が選出されたシーズンベスト11。しかしケアニーは移籍前のフラムでの活躍から来るものだろう。7位ワトフォードから2選手も選出されていることには驚きだ。
FA Cup 結果
CL&EL 結果
ニューカッスルが敗退した準々決勝以降の結果です。先ずは準決勝ですが、コペンハーゲンとロコモティブ・モスクワがそれぞれ優勝候補筆頭の2チームに挑みました。ここまで躍進を遂げてきた中堅クラブもメガクラブ相手に番狂わせは起こせず。レアルとバルサが貫禄の強さを見せてファイナルに進出しました。
この両者の顔合わせは8季ぶり2度目となり前回も延長の末にバルサが制した。この試合も延長までもつれ込む互角の展開になるも、バルサが底力を発揮して史上最多5度目のビッグイヤーを掲げた。
ELではシティ×リヴァプールと言うCLにも劣らない顔合わせ。結果はシティが接戦を制しEL初優勝を成し遂げ、リーグ戦、カップ戦を合わせ”3冠”を達成した。
シーズン個人成績&評価
FW エスポージト
- 今季33歳にしてチーム最多出場&得点を叩き出し文句なしの評価「S」。しかしながら過去3シーズンでは最小となる16得点は、年齢からの衰えと言わざるを得ない。
FW ペドロ
- 総合値87まで成長した若きストライカー。絶対エース・エスポージトとの世代交代は直ぐそこまで来ているかも知れない。年々出場機会を増やし得点も安定して挙げており、今季は30試合で15得点とエスポージトを凌ぐ決定率を見せた。
FW 武藤
- 昨季ほどのインパクト、結果は残せず評価「B」。激化する左サイドより1トップで結果を残せれば・・・。
FW ヴィニャート
- 今季からベラルディの背番号11を受け継ぎスタメン定着に挑むも結果を残せず。
FW コウチーニョ(レンタル)
- 大きな期待を背負って期限付き加入するも、持ち前の得点力は影を潜めた。
MF マディソン
- シーズン序盤は得点を量産しチーム3番目の得点数を記録。直接FKはチームの大きな得点源となった。自身初のシーズンベスト11も選出され、キャリアハイと呼べるだろう。
MF レイニエル
- エスポージトと並びチーム最高齢の33歳を迎えた今季は、8得点3アシストを記録。マディソンと同様に高い得点力を見せた。自身初となるハットトリックも達成し納得のシーズンとなったに違いない。背番号10に恥じない活躍を見せた。
MF マウント
- 下部組織から昇格し直ぐさまそのポテンシャルを発揮する。加入初年度で3得点2アシストは合格点に値する成績だ。
MF 本田(レンタル)
- 不調に陥るチームを救うべく多額のレンタル料で加入。強烈なキャプテンシーを発揮し攻撃陣を牽引した。得意のFKも決めて右サイドで違いも作れた。ニューカッスルへの完全移籍も濃厚だろう。残す問題は巨額な移籍金だ。
MF リッチー
- 主戦場の右サイドを本田に明け渡すも、左サイドで輝いた。得点こそなかったもののチームトップタイの6アシストを記録。
MF アルミロン
- 激化する左サイドにおいて限られた出場機会で2得点5アシストを記録。得点数を増やせて行ければ1stチョイスの座も見えてくる。
MF キャントウェル
- 新戦力の加入で出場機会が激減。序列を上げるには結果が求められる。
MF ゴセンス
- 貴重なLSBの控えとして役割を果たす。加入後初ゴールはシーズンベストゴール。
MF ベリンガム
- これまでの絶対的地位が揺るぎ始める。マンドラゴラの台頭により控えに回る場面もあった。
MF シェルヴィー
- 最早構想外。退団は既定路線。
MF マンドラゴラ
- 今季最も成長を遂げた選手の一人。攻守の要となる活躍を期待したい。
MF マルティンス
- 年齢、総合値からは予想出来ないインパクトを残す。大化けする可能性を秘めている。
MF ケアニー(レンタル)
- 期待とは裏腹に出場は僅か5試合に留まる。完全な補強ミスと言わざるを得ない。
DF ロレンツォ
- シーズンを通してRSBの1stチョイスを守り抜いた。しかし1アシストは物足りなさが残る。
DF イェドリン
- ロレンツォの控えに回る事が増えハキミの加入によりさらに厳しい状況に。持ち前のスピードを活かした攻撃参加も影を潜めた。
DF ハキミ(レンタル)
- SBながらRMFとしても活躍の場を広げ、35試合で3得点2アシストを記録。今季の成績が評価され完全移籍も有り得るが、本田同様に高い移籍金がネックとなる。
DF ミレンコ
- 18歳ながら完全にLSBの座を確保。安定したパフォーマンスを見せるも攻撃参加が今後の課題か。
DF アドビンクラ(レンタル)
- 両サイド適正があるSBとして補強するも見せ場は殆どなかった。年齢的にも完全移籍は消滅か。
DF フェルナンデス
- 今季もDFリーダーとして守備陣を統率した。リーグ最少失点の原動力になった。
DF ラッセルス
- 課題だった不安定な守備力も改善され出場機会が増加。元々対人、空中戦には定評があり今後はさらに出場機会も増えてくるだろう。
DF ガブリエル
- 強靱な体躯を活かしてフェルナンデスと共に守備の要として活躍。スタメンの座は揺るがない。
DF クラーク
- 要塞と化している守備陣において序列を下げ続けている。来夏の退団が濃厚に。
DF トーレス
- 出場機会こそ少ないが、貴重なCBのバックアッパーとして役割を果たした。成長次第ではスタメンの座を奪うことも有り得るだろう。
GK ファンデフォールト
- 今季も正守護神として挑んだが、失点に関与する場面も多々見受けられた。能力的にも年齢的にも衰えを隠せない。
GK ゴッリーニ
- 第2GKの位置付だが正守護神の座は目の前だ。重要な試合に応えた活躍は今後の出場機会に影響するだろう。
GK ヘンダーソン
- 経験を積んだ1年。今後の成長に期待。
シーズン総括
経営陣:「今季の目標は何一つとして達成出来ていない。これがどう言う意味か分かるな?」
KITARO監督:「・・・。」
経営陣:「ニューカッスルは常に優勝戦線で戦わなければならない事を忘れたか?君の今季における戦いを全て否定する気はない。現にシーズン中盤までは素晴らしい出来だったと思う。しかし終盤にかけての失速は落胆している。昨季も同じ事が起きたのだからな」
KITARO監督:「確かに二の舞を演じた事は自覚しているし反省している」
経営陣:「君にはもう1年、契約延長を打診する。しかし来季は進退を懸けた戦いだ。今季のように無冠でシーズンを終えるものなら、それは君にとってニューカッスルでのラストシーズンになると肝に銘じておくといい」
KITARO監督:「分かった・・・。強い覚悟を持って挑むよ」
クラブランキング更新
一時はトップ16入を果たすもシーズン終了後には再び19位へ順位を戻してしまった。
TOP16
CL制覇のバルサは1位を堅守。EL初制覇、プレミア優勝、FA Cup優勝の今季”3冠”マンチェスター・シティは2位に届かず3位止まり。
EFL Championship 順位表
昨季屈辱の降格を味わったトッテナムが断トツで優勝し1年でプレミア復帰を果たす。昇格プレーオフにも波乱はなく順位通りの結末を迎えた。
昇格&降格クラブ
ニューヨークを拠点に活動する「Supreme」のヘッドグラフィックデザイナーPeter Paquinが
POGGY’S BOX用にデザインした特別なグラフィックを使用しています。
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