カーディフC就任2年目、そしてプレミアリーグ初参戦のシーズンが終了しました。
昨シーズンは2部リーグを異次元級の強さで優勝したカーディフCですが、果たしてプレミアリーグでは通用するのか??という疑念も少なからずありました。
エスポージトとオリスタニオを中心とした攻撃力を武器に、『欧州カップ出場圏内』を目標に掲げてスタートした今シーズンの結果を振り返りたいと思います。
プレミアリーグ順位表
マンチェスターCがリーグ連覇、通算9度目の優勝を果たしました。この回数はプレミアリーグ最多となります。そのマンチェスターCと最後まで優勝争いを繰り広げたのがカーディフCです。
シーズンを通して上位を維持し、22節からの約3カ月間は首位を走り続けました。しかし終盤にはリーグ3連敗など集中力を切らしてしまい、マンチェスターCに順位を交わされて初昇格初優勝という偉業を逃してしまいました。それでもCL出場権を手にし、当初の目標も達成出来た事は大いに評価出来ると思います。
3位にはチェルシー、4位マンチェスターU、5位アーセナル、6位ウエストハムと続きました。
リーグスコア
カーディフCは開幕から3カ月間負けなしのスタートダッシュを決めて、『BIG6』にも互角以上に渡り合える事が出来ました。トップリーグでもエスポージトとオリスタニオのホットラインは健在で総得点の大多数をこの2人が占めています。さらに新加入のWGクヴァラツェリア、WGヴァンデウソンなども一定の結果を残しており、攻撃面においては合格点に値します。総得点数でもリーグトップを誇り、欧州屈指の攻撃力と言えるでしょう。
しかしながら守備面においては課題が山積みです。38試合中クリーンシートでの勝利は僅かに5試合に留まり、守備の脆さが改めて露呈しました。ある程度覚悟の上でしたが、乱打戦に競り負ける試合もあったので今後の課題になります。
ゴールランキング
得点王にはエスポージトが輝き異次元の決定力を見せつけました。2位にはオリスタニオの19得点がランクインしワンツーフィニッシュを飾ります。オリスタニオは19得点中FKによる得点が13得点に昇り、希代のFK名手として名を轟かせました。
アシストランキング
アシスト王にはニューカッスルのイムラン・ルザが輝きます。惜しくも逃したオリスタニオでしたが、19得点10アシストという数字は輝かしい結果でしょう。
個人タイトル
シーズンベスト11
シーズンベスト11は非常に怪奇な選出となりました。2位カーディフCから最多の5人が選出され、優勝したマンチェスターCからは僅かに2人のみ。3位4位からは未選出で、7位リヴァプールからファンダイクが選出されています。シーズン途中に加入したヴァンデウソンがRSBで選ばれている事にも驚きを隠せません・・・。
FAカップ 結果
FAカップファイナルはマンチェスターダービーとなり、マンチェスターUが意地の勝利を収めました。
大会ベスト11
CL・EL 結果
今季CL決勝はチェルシーvsユヴェントスで、延長戦の末にユヴェントスがビッグイヤーを掲げました。CL制覇の通算回数でもバルセロナを抜いて最多の5回に到達します。
EL決勝はスペツィアが3-0のスコアでリールを粉砕し、史上最多3度目のEL制覇を成し遂げました。ELもCL同様にセリエAのクラブが制し、その勢いが顕著に表われています。
個人成績・シーズンスタッツ
年間39得点を叩き出したエスポージト、20得点11アシストを残したオリスタニオ、新加入のクヴァラツェリア、中盤を支えた”ダイナモ”バラーク、守護神ロメロの5人は別格の存在感を放ちました。途中加入のヴァンデウソンもSBからWGへとコンバートさせ、持ち前の攻撃力の片鱗を見せてくれたのも大きな収穫です。
しかし、ウッドバーン、ブエンディア、チャロバーらは危険な立場に置かれています。期待値が高かった事や、ある程度の結果を想定していただけに期待外れと言わざるを得ないのが率直な評価です。来夏、適正なオファーが届けば放出もやむ無しでしょう。
クラブランキング更新
カーディフCは175位から100位へ大幅ジャンプアップです。この前後にアル・ヒラルやブラガが居たことに驚きました・・・。上位陣に大きな変化は見られませんが、ウィカムの名前だけが違和感しかありません。
シーズン目標・総括
経営陣:「KITARO、今シーズンの快進撃は見事だった!!」
経営陣:「目標の6位以内どころか優勝争いを繰り広げるとはな・・・!!」
経営陣:「正直心の中ではひょっとすると・・・なんて思ったりもしたぞ!!」
経営陣:「とにかく今シーズンの君の働きには最大限の賛辞を贈らねばなるまいな!!」
KITARO監督:「光栄の一言に尽きるよ。しかし私は・・・いや、チームは本気で優勝を意識していたし狙っていた・・・そして優勝チームと互角以上に戦えたんだ。本当に悔しいよ。」
KITARO監督:「だが我々はまだまだ成長出来るチームだ。」
経営陣:「そこでだ。君との契約は単年だったが、来シーズンから3年間の大型契約を結びたいと思っている。今シーズンのような戦いが出来れば、カーディフC史上初のタイトル獲得も夢ではないはずだ。」
KITARO監督:「・・・」
経営陣:「来シーズンからの3年間で必ず我がクラブにタイトルをもたらせてくれ・・・!!!」
KITARO監督:「私もそのつもりだ。カーディフCの名を欧州中に轟かせてみせるよ。」
契約延長を掴み取り新たに3年契約を結び、カーディフC史上初のタイトル獲得を目指します。
エスポージト 契約延長
エスポージト:「新たに3年間の契約を結べたことを光栄に思っている。移籍の噂??オフシーズンには必ず挙がる話題だ。だが俺はカーディフCで全てを得る事が夢なんだ。他のユニフォームを着ることなんて考えられないね。」
エスポージト:「来シーズンのCL??CLの舞台はいつだって特別だ。俺は幸運にも18歳の時にサレルニターナで優勝カップを掲げられた。カーディフCでも歓喜の美酒を味わいたいね。」
昇格・降格クラブ
降格はブライトン、QPR、WBAに決まりました。そして昇格はクリスタルパレス、プレストン・ノースエンド、シェフィールドUです。パレスはプレミア常連ですが、他の2チームは新鮮な感じがします。
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