インテル スタメン
ラウタロ ジェコ
ペリシッチ チャルハノール バレッラ ダルミアン
ブロゾヴィッチ
バストーニ デフライ シュクリニアル
ハンダノヴィッチ
2位ミランとの直接対決、今シーズン最初のミラノダービーです。
好調ミランの中でもイブラヒモビッチ、レオン、ディアスの前線は中々に強烈です。試合開始序盤はミランがペースを握りボールを支配します。インテルはハイプレスはあまりかけず引いてブロックを敷く守備形態。この試合ではアンカーのブロゾヴィッチがマンマークされて、ボール運びに苦労します。序盤からハイプレスを仕掛けるミランの守備に、いつものようなビルドアップが出来ず、ロングボールを蹴り込むしかありませんでした。当然セカンドを拾うことが出来ず・・・。
しかしそんな中、11分にチャルハノールがケシエにプレスをかけに行ったところ両者を足が交錯し、チャルハノールが倒されたと言うジャッジに。かなり五分五分でしたがインテルは思わぬ形でPKを得ます。
PKを得たチャルハノールが自らキッカーを務め冷静に決めて早々に先制しました。ゴール裏のミラニスタからのブーイングをものともしない素晴らしいPKです。ゴール後の両手を耳に当てるパフォーマンスは色々な推測を誘いますね・・・w
先制してからは徐々にインテルもペースを握り始めましたが、直後のミランのセットプレーから失点。不運な感じも受けましたが同点に追いつかれてしまいます。
しかしインテルはまたもPKを獲得します。ダルミアンの斜めに走り出した所にラウタロの絶妙スルーパス。ミランDFは反応に遅れ完全に抜かれた所をスライディング。VARでの確認をするまでもない完全なファールでした。
このPKのキッカーはラウタロでしたがこれをタタルシャヌがPKストップ。勝ち越しを逃してしまいます。しかし解説者も言っていましたが、この一連のプレーはインテルの意図して作ったチャンスなのでPK失敗もそこまで重い雰囲気にはならないと思いました・・・この時は・・・。
前半のその後は完全にインテルペース。バストーニからの技ありクロスで決定機を作りましたがバレッラが決めきれず同点で後半に入ります。
後半に入ってもインテルが主導権を渡しません。攻め込む時間帯も増えますが中々ゴールを奪えません。
68分にはバレッラが負傷と思われる交代でベンチに下がります。大事に至らなければ良いのですが・・・。代わって入ったビダルには後半最大の決定機が訪れますがここも決定力を欠き勝ち越せません。すると両チーム共ベンチワークが激しくなり勝負を懸けて終盤へ。
75分以降はほぼミランペース。失点してもおかしくないピンチも招きましたが何とか死守し結局1-1のドローで決着です。どこでジルーが投入されてくるのかとハラハラしていましたが、結局イブラがフル出場。恐るべき40歳です・・・。
インテルはPK失敗も含め、最低3回はあった決定機を決めきれなかった事が最後にのしかかってきました。それと明らかにインテルの交代はチームのクオリティを下げ、結果的にそこから防戦一方となってしまいます。格下と同等以上の相手で同じような交代カードの切り方は危険な感じもしましたね。
この引き分けは最低限の結果ですが、次節はナショナルウィークを経て首位ナポリとのビッグマッチが控えています。代表に選ばれている選手は怪我をせず、万全なチーム状態でナポリ戦を迎えてほしいです。
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