セリエA順位表
セリエA最終順位結果です。インテル就任3年目の今シーズンは、「集大成」と呼ぶに相応しい完成度を持って挑みました。
開幕前の大きな決断として「エースの世代交代」が結果的にチーム全体へ良い影響を与えたように思います。
しかし最大の目標であった「スクデット奪回」は叶いませんでした。かつてないハイペースでポイントを積み重ねていったインテルに対し、王者ユヴェントスは更に上を行く強さでした・・・。
最終的には勝点99、32勝、3分、3敗でインテルとユヴェントスが並びますが、レギュレーションによる該当チーム同士での勝点差でユヴェントスがリーグ6連覇を達成します。直接対決に負けてさえいなければ・・・と悔いが残ります。
それでも総得点88、総失点18、得失点差70という脅威の数字は就任以降最高の成績であり、一定の評価にはなるのかなと思います。
2位インテルから36P離れて3位にアタランタ、4位サッスオーロがランクイン。ミランは最終節で5位転落となりCL出場権を逃しました。6位以降は中堅クラブが続きます。一方で強豪と呼ばれるナポリは11位、ラツィオは15位と不振を極める結果に終わり、ローマに関してはシーズンで僅か8勝に終わり19位で降格が決まりました。
シーズンスコア
開幕9連勝を飾ったインテルは序盤から凄まじい攻撃力で快進撃を見せました。その後も12連勝、8連勝など大型連勝があり優勝に相応しい戦いを見せられたと思います。しかしミラン戦、ユヴェントス戦で勝てなかった事が、そのまま最終順位に繋がったと言えるでしょう。勝負所で持てる力を発揮出来なかった事が何よりも悔やまれます。
CL、コッパイタリアは前回記事にも書いたように、決勝で謎のプレッシャーに押しつぶされ惨敗に終わりました。3冠も狙えるのでは??と一度意識したらそう簡単には頭から消せないですwとくに決勝の舞台になると尚更です。ただ、3冠を狙える事は事実であり、それらも含めて実力不足と言う事には変わりありません。
結果的に今シーズンは主要タイトルは全て逃してしまい(ICC、UEFA SuperCup、CWCを除く)、何よりも契約延長の条件を満たせませんでした。
ゴールランキング
得点王は23得点でアタランタのイリチッチです。インテルのエース・ラウタロ・マルティネスは18得点で2位に終わりますが、昨シーズンと比較すれば飛躍的な成長を遂げたと言えます。更に33歳エスポージト、サンチェスも二桁得点を記録しリーグ屈指の攻撃力が伺えます。
アシストランキング
アシストキングはパルマのグラッシで12A。インテルからはサンチェスが8Aで4位タイにランクインしました。
個人タイトル
シーズンベスト11
インテルからは最多の4選手が選出されます。エリクセン、ブロゾヴィッチ、ビダルの3人はインテルの不動の中盤です。この選出には共感を隠せません・・・!しかしコレアはどうかなと・・・。そこはラウタロで良いのでは??とどうしても思ってしまいます。
コッパイタリア結果
決勝は昨シーズンと全く同じ、インテル×ユヴェントスでした。しかし結果はインテルの大敗でユヴェントスが大会連覇を飾り国内2冠を達成です。
大会個人タイトル
大会ベスト11
CLUB WORLD CUP 結果
CWCは自信2度目の出場でインテルでもクラブ世界一に輝きました。
CL、EL結果
前回記事でも紹介した通り、インテルは2季連続で決勝まで勝ち進みます。そして相手はチェルシーでしたが、為す術なく大敗を喫しCL連覇の偉業は夢に終わりました。
EL決勝はCSKAモスクワ×ミランという魅力的な組合せです。実力的にはミランの方が上なのでしょうが結果はCSKAモスクワが接戦に勝利し初優勝を飾りました。
シーズン個人スタッズ
先ず特筆すべきはFW5人の得点数です。ラウタロ、エスポージトは20点以上を記録し、コレア、サンチェス、ジェコはそれぞれ15点以上を記録しました。5人で106点という脅威の数字を残しています。
得点パターンとしては依然としてスルーパスやポストプレーが主ですが、飛躍的に伸びたのがクロスからの得点です。ML開始以降二桁を記録したのは初めてだと思います。これは個人的にはかなり嬉しい結果になりました。
そして欧州屈指とも呼べる中盤の3人ですが、「パス」「ドリブル」「パスターゲット」「ボール奪取回数」の4項目全てで3人がランクインしました。シーズンベスト11に選ばれる要因はこの辺りの要素が強いのだと思います。
クラブランキング更新
今シーズン無冠に終わったインテルでしたが、順位は2位にまで上昇しました・・・。嬉しいですが正直下がっていてもおかしくないと思っていたので驚きを隠せません。CWCのタイトルが影響したのでしょうか・・・??
シーズン目標総括&進退問題
経営陣:「KITARO、今シーズンもご苦労だったな・・・。スクデット奪回は惜しくも叶わなかったがユヴェントスを最後の最後まで追い詰められたし、実際紙一重の順位だった。」
KITARO監督:「確かに紙一重ではあるが2位と言う事実は変わらない・・・。しかし選手達はこれまで以上に期待に応えてくれたと思うよ・・・。」
経営陣:「・・・そこでだ、君の複数契約は今シーズンで切れる。そして契約延長の条件としてCLとスクデットのタイトルを要求したが、君はスクデットを達成出来なかった。」
経営陣:「しかし今季リーグ戦の内容は数字上ユヴェントスと同率だ。さらに君が就任して以来最高の数字を残している。これは評価しなければならない・・・。」
経営陣:「CLやコッパイタリアのタイトルも逸したが、決勝にまで進んだ事も評価の対象だ。CWCで世界一の称号を得た事なども含めて総合的に評価した結果、君には更に1年契約を準備しようと考えている。」
KITARO監督:「・・・」
経営陣:「これは君に対する期待と信頼だと思って受けて欲しい。もう一度インテルを指揮し来シーズンこそスクデット獲得を目指してもらいたい。」
KITARO監督:「・・・この契約延長の打診には心から感謝したい。しかし今の私には今シーズン以上の結果を残す事は恐らく不可能だ・・・。それに結果がどうあれ私は今シーズンを持って退任することを決めていたんだ・・・。」
経営陣:「!?」
KITARO監督:「しかし今のインテルならば私でなくとも十分スクデットを狙えるだろう。その土台が出来ているし、このチームには素晴らしい選手が多く揃っているからね。」
経営陣:「・・・どうやら君の意思は硬いようだな・・・。良いだろう、残念だが君の退任を受諾しよう・・・。」
KITARO監督:「すまない・・・そして感謝と共に今後のインテルのさらなる飛躍を願っているよ。」
インテル就任 通算結果
こうして半ば強引ではありますが、今シーズンを持って退任することが正式決定しました。
そこでインテルを指揮した3シーズンの結果を振り返りたいと思います。
3シーズンに渡り指揮を執ってきましたが、結果的に順位は3年間全て2位でスクデットは獲得出来ませんでした。唯一の獲得タイトルが前年のCL制覇です。
リーグ戦の内容では着実に好成績を収めており、今シーズンの99P、32勝、3分、総得点88、総失点18はいずれもML史上キャリアハイの成績になりました。改めて見ても、この成績ですら優勝出来ないとは・・・今シーズンのユヴェントスは悪魔的強さだったことが言えるでしょう。
そして気になる新天地ですが(今作のMLはまだ続く予定です・・・)候補が幾つかありまして、非常に悩んでいます。いつもであれば退任と同時に新天地を発表しますが、今回は未だに決めかねているので今後の発表とさせていただきます。