ハンドメイド【デニムベスト】

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ハンドメイド
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ハンドメイド企画第3弾です。

今回はデニムベストの製作を紹介したいと思います。

このデニムベストも5月中に完成していました。

生地はこれまでのカバーオールやスラックスと同じ10Ounceデニム生地を使用します。

用尺は2.0mで\3,000ちょっとでした。


裁断・仮縫い

先ずは製図&型紙を作成します。

今回のデザインは背中も共地で作り、襟付きのベストに仕立てようと思います。

そして上の画像が製図を元に作った型紙になります。(下に敷いているのはデニムではありません)

製図&型紙と同時進行して生地の水通しと地伸しを行います。

もう3回目になるので説明不要だとは思いますが一応。

コットン生地は洗濯すると色落ちしてかなり縮みます。これを防止するために初めに洗濯機で水洗いして乾かします。そして裁断前に縦方向と横方向にアイロンをかけてシワを取りつつ地ノ目を正していきます。この作業が出来映えを左右すると言っても過言ではありません。

次に裁断の前に仮縫いをしていきます。

見にくいかも知れませんが、襟部分の右側が製図通りの形で、左側が修正した襟の形になります。大きな違いとして衿幅を広くしました。こういった補正を本縫い前に行えるのが仮縫いのメリットです。身返しには両玉縁仕立ての内ポケットを作ります。さらには棒お台場を付けてみようと思います。(※お台場とは主に身返しの内ポケット位置に共地を付ける仕立てです)


縫製

ここから縫製に入ります。

先ずは身返しを作ります。

身返しに付ける裏地にお台場を付けます。棒お台場の先が三角になるためズレないようにしつけをしてから縫っていきます。

裏地にお台場を付けたら身返しを縫い合わせていきます。

身返しが出来上がったら、内ポケット作りに入ります。

身返しと裏地の縫い目とお台場の縫い代にピンポイントステッチを敢えて黒糸で目立つように入れてみました。完全な自己満足です。

内ポケットが出来ました。最後にポケットの両端に閂を入れます。

上前には馴染みのタグを付けてみました。まずまずの出来ですね。

次は前身頃です。デザイン的には縦に切り替えを入れて、腰Pはアウトで叩きつけ、胸Pは左のみに箱Pを作りたいと思います。

袖ぐりから約5cm入った位置から裾まで切り替えを施します。

次は胸箱P作りです。袋地はペーズリー柄の裏地を使用し、Pチーフ風に仕立てます。

胸P完成です!

次は腰Pに取り掛かります。

デザインはアウトPにして形はシンプルですが、左右対称に正確に作るのがポイントです。

立体感を持たせたく、ポケット口を曲線にしてみました。形にするまでが大変です・・・。

右ポケットの右下にワンポイントマークでミニタグを付けます。

腰ポケットを左右ミシンで叩きつけたら、前身頃の出来上がりです!

次工程はそれぞれ出来上がった前身頃と身返しを縫い合わせていきます。同時に襟も作ります。

襟から裾まで縫いしろ1cmを取ってストレートテープを貼ったら、一気に縫っていきます。デニム素材はやっぱり縫いやすいです。それにアイロンもかけやすいのでキレイに仕上がります。

裏から見た感じです。

ミシンで縫ってアイロンで返して形を整えたら、襟から裾までコバミシンで抑えます。襟部分は少し縫い代の当たりが出てますね・・・。デニムなので仕方ない事にしましょう。

次は背中を作ります。

スーツの中に着るようなベストの背中は表も裏も裏地で作るのが一般的ですが、このデニムベストはカジュアルに着たいと思っているので、背中の表は共地で作ります。

上の画像は背中裏側です。今回の裏地はポリエステル素材ではなく、デニムスラックスでも使用した袋地を使います。そこにタグとワッペン??を付けていきます。

分かりにくいですが、ドクロのワッペンは裏から付けて透かして見せるようにしてみました。これで背中裏側は出来上がりです。

次は背中表側です。先ず尾錠を付けていきます。

尾錠を中央に持ってきて、×にミシンで叩けば出来上がりです。尾錠と言うのはサイズを調整出来る役目がありますが、今回は飾りです。

最後に首元にタグを付けたら背中表も出来上がりです。

それぞれ出来上がった背中の裏と表を襟ぐりで縫い合わせれば完成です。

前身頃と背中が出来上がったら、肩縫い、袖ぐり縫い、脇縫いをしていきますが、その前に前身頃のはみ出た裏地をカットします。この作業を正確にしていかないと、ひっくり返した時に上手くいきません。

肩、袖ぐりは表地に合わせてカットして、裾は1cm残してカットします。

裏地裁ち合わせが済んだら、先ず裾を上げていきます。先ほど1cm残してカットしたことによって、上の画像のような仕上がりになります。裏地が2cm弱控えられて約1cmのキセがかかります。

次は肩を縫い合わせます。

次に袖ぐりを縫って表に返します。

だんだん形になってきましたね。完成までもう一息です。次は脇を縫い合わせます。

表地の脇を縫ったら裏地も縫うのですが、内ポケットの閂をまだ入れていないので、縫わずに開けておきます。

脇を縫ったら裾にコバミシンで抑えます。

最後の仕上げは釦ホールと釦付けをして閂を入れたら完成です。

閂はあまりキレイに入りませんでした・・・。本当は口がピシッと閉じているのが理想なのですが次の課題です。

釦まで付けて試しに着てみたところ、肩幅が異常に大きくVゾーンが広がりすぎていました。結局肩幅と背幅をかなり削り補正を入れました。仮縫いしても理想のシルエットには中々出来上がりませんね・・・。

カバーオール、スラックス、ベストの3ピースが完成しました!!

次回作も考えております。完成したらまた紹介したいと思います。

ではまた!!!

 

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