フロジノーネ就任初年度は12月までが過ぎ、これからシーズン後半戦が始まります。
14節でリーグ首位に浮上したフロジノーネはその勢いのままに折り返しを迎えました。
冬のメルカートではシステム変更に伴う最低限の補強を行い、1月初戦のサンプドリア戦に臨みます。
2057-58 1月
17節は名門サンプドリアとの一戦です。この試合からフォーメーションを【4-3-3】から【3-4-3】へ変更し挑みました。まだまだ慣れない部分は多々ありますが勝点を積み重ねられた事は良かったと思います。
コッパイタリア3回戦はクラブランキング131位のヴェローナ戦です。ホームに迎えた1stレグは全くもって良いところなしの惨敗を喫しました。セリエBでは通用した3バックもトップリーグ相手には難しいのでしょうか・・・。
1stレグを0-3で大敗したフロジノーネは絶望的状況下にあります。そして迎えた2ndレグは少ないチャンスを得点に結びつけて2点を返しました。しかし同点となる3点目が遠く無情にもタイプアップ。2回戦にミランを撃破して『もしかして・・・』なんて夢を抱くもあっけなく散りゆきました。現実を見なきゃなりませんね。
18節はペスカーラ戦です。結果はホイルンドの決勝点を守り切り勝利します。
今節のキエーヴォ戦で一通りセリエBを戦いました。この試合はブキャナンのドッピエッタにバルドグジのダメ押しで快勝です。チームはリーグ戦6連勝&6試合連続無失点と、まさに絶好調を維持しています。
セリエB順位表(19節時点)
リーグ戦を一巡した現在の順位表です。首位を走るのは我らがフロジノーネで2位エンポリに9ポイント差を付けています。総得点数こそリーグ3位ですが、特筆すべきは総失点数の「7」でしょう。現在6試合連続無失点中とゴールに”鍵”を掛けた状況で、守備陣の安定感が凄まじいです。新加入のスカルヴィーニも右CBとして早くも定位置を確保し貢献しています。まだまだ気は抜けませんが、コッパイタリアを敗退した今、リーグ戦に集中出来る事は確かな追い風となっています。
20節はシーズン2度目のモンツァ戦です。この試合は土壇場で均衡が破れるショッキングな結末を迎えました。これまで抜群の安定感を見せてきたフロジノーネ守備陣ですが、最後の最後で痛恨の失点を喫しました。反省すべきは全く機能しなかった攻撃陣にあるようですね・・・。
21節のヴェネツィア戦も先制点を与えてしまい苦しい展開に持ち込まれてしまいました。それでもカイオ・ジョルジが同点弾を決めて何とか勝点1を獲得します。この2試合は全く攻撃の形を作れずにいます・・・。
1月 ベスト11&戦績
今月はリーグ6連勝&6試合連続無失点という記録を出すなどカテナチオを発揮するも、直近2試合では不安を覗かせました。特に攻撃の面においては突然の急ブレーキがかかり、速急な対策を立てる必要があります。改善案としてはシステム変更に伴いチームコンセプトの見直しです。色々試す事で突破口を見出せるかも知れません。トライ&エラーの繰り返しですね。
2057-58 2月
リーグ6連勝&6試合連続無失点から一転、今節レッチェ戦でも勝てず3試合未勝利のフロジノーネ。気づけば2位との差は4ポイントまで縮まりました。
今節エンテッラ戦は1トップにはカイオ・ジョルジ、LWGにはハイメ・バエスを抜擢します。そしてその両者とも期待に応える結果を残し4試合ぶりの勝利に貢献しました。特にハイメ・バエスの序列は左WG、ST3番手で出場機会も限られていました。そんな中ドッピエッタを成し遂げた事で少なからずの信頼を得たことになります。
24節クロトーネ戦も3-1で快勝しリーグ連勝です。スーレとカイオ・ジョルジは2試合連続得点となり湿った攻撃陣に復調の兆しが見え始めてきました。
25節ベネヴェント戦は接戦を制したフロジノーネが3-2で競り勝ちました。ホイルンドは6試合ノーゴールが続きましたが、ようやくこの試合で先制点と決勝弾のドッピエッタを記録し指揮官も安堵します。一時は2位と4ポイント差だったのがリーグ3連勝で10ポイント差まで広がりました。今のチーム状態を継続させねばなりませんね。
2月 ベスト11&戦績
先月から今月にかけて3試合連続未勝利という小さなスランプを経て、何とか2月を乗り切りました。控え選手の活躍やチームコンセプトを変えて挑んだ事などが復調の要因でしょう。
2057-58 3月
ロレンツォ・ルッカ:「ポルデノーネ戦は勝たなきゃいけない試合だったよ。チームの雰囲気は良かったからね。俺のゴール??遅くなったが初ゴールを決められて嬉しいね。喜びを抑えきれなかったよ・・・!」
マティアス・スーレ:「この試合はどうしても勝利が必要だったから結果には満足しているよ。ドッピエッタ??素直に嬉しいよ。今は自分自身も凄く調子が良いんだ。これからもチームに貢献したいね。」
フランチェスコ・ジェッリ:「今のチームコンセプトは僕に合っているよ。2試合連続ゴール??システムに適応している事を実感出来るね。」
ホイルンド:「今季4度目のドッピエッタ??最高の気分さ。だけどチームが勝てなきゃ意味が無いからね。優先すべきはチームの勝利だよ。」
3月 ベスト11&戦績
今月は4戦負けなしの3勝1分でした。点を獲るべき選手が結果を残し、控え選手も主力を支えた良い戦いが出来ていると思います。このまま首位を走り続け優勝を目指しましょう。