この試合は伝統の一戦「イタリアダービー」です。
両チームの現状は大きく異なり、ユーヴェは残り5試合を残しリーグ8連覇を達成し、言わば消化試合。一方のインテルは来季CL出場権を巡る重要な一戦です。今の3位と言う順位を何としても死守したいインテルにとっては絶対に勝ちたい試合です。
インテル
4-2-3-1
イカルディ
ペリシッチ ナインゴラン ポリターノ
ブロゾ ベシノ
アサモア シュク デフライ ダンブロ
ハンダノヴィッチ
ユヴェントス
4-4-2
ロナウド ベルナルデスキ
マテュイディ ピアニッチ ジャン クアドラード
サンドロ キエッロ ボヌッチ カンセロ
シュチェスニー
結果 1-1 △ 得点者 INTナインゴラン JUVロナウド
今季2度目のイタリアダービーも勝てなかった。勝てなかったが悲観的になる内容ではなかった。伝統の一戦に相応しい試合を見せてくれた。胸を張って良いのではないだろうか。
インテルはこの試合久しぶりにベストメンバーを組みダービーに挑んだ。1トップには”ユーヴェキラー”イカルディが先発。前節はラウタロに先発の座を譲ったが、この大一番にスパレッティが選んだのはイカルディだった。2列目、中盤、最終ラインまで今考え得る最高のメンバー。しかもホーム”メアッツァ”。出来れば勝って3Pを上乗せしたかった。
前半からインテルはチャンスを作り攻め立てた。実際決定機も作れていたし、かつてほど実力差を感じさせない内容だった。先制点は試合開始すぐに訪れた。
インテルのCKをDFが跳ね返したがセカンドを拾い、浮き球でエリア外正面やや右に待ち構えていたナインゴランへ。そのパスをダイレクトでシュート。目一杯アウトサイドにかけたシュートはゴールへと突き刺さった。
7分 1-0
思ってもみなかった時間帯に先制点を奪ったインテル。その後もイカルディやデフライが決定機を作るも追加点は奪えず1点リードでハーフタイム。
後半に入ると、ユーヴェの猛攻を受ける。そしてやはりあの男が黙ってはいなかった。ユーヴェが右サイドから崩し最後はロナウドが右足を一閃。地を這うような強烈ミドルが決まり同点とされた。
62分 1-1
ハンダノヴィッチが一歩も動けない強烈なミドル。やはりロナウドはエグい(笑)
同点に追いつかれたインテルは勝ち越し点を奪いに攻め立てた。しかしスコアは動かずドローで試合終了。
ユーヴェのモチベーションを考えても、正直ここまで善戦するとは思っていなかった。試合全体ではインテルの方が確実に押していたし、十分勝機のある内容だった。ただそれだけに勝ちたかった。欲が出ますね(笑)
何はともあれ、最悪の勝ち点0は回避出来たので良しとしましょう。残り4試合、今日のような試合が出来れば全勝だって可能です。37節にはナポリ戦も控えているが、そこまで取りこぼしをせずに2試合勝利を収められれば3位フィニッシュも手中に収められると思います。選手全員の力で来季CL出場権を勝ち取ってもらいたい。
残り4試合スケジュール
第35節 vsウディネーゼ(A)
第36節 vsキエーヴォ(H)
第37節 vsナポリ(A)
最終節 vsエンポリ(H)