ウィカム・ワンダラーズを率いて6年目のシーズンが終了しました。今シーズンの開幕前に「タイトル奪還」を厳命されて挑みましたが、結果は無冠に終わっています。各コンペティションの結果を詳しく見ていきましょう。
プレミアリーグ順位表
36節まで首位に立っていたウィカムですが、ラスト2試合で天国から地獄へと突き落とされました。いや、負けるべくして負けたと言った方が良いのかも知れません。
最後まで優勝争いを繰り広げたシティとウィカムでしたが、最終的に5P差を付けてシティがリーグ連覇を達成しました。2年ぶりのリーグ制覇を目指したウィカムは悔しすぎる2位フィニッシュ。3位はチェルシー、4位トッテナムと続きます。
リーグ戦スコア
今シーズンは史上最もハイレベルな戦いだったと思います。ウィカムは30節まで無敗で戦い、途中にはクラブ新記録の8連勝を記録しています。それでも初めて首位に立ったのは30節です。如何にチェルシーとシティがハイペースで勝点を積み重ねていたかが分かります。しかし問題なのは開幕から30戦無敗の後に、残り8試合で3敗を喫した事です。これはチーム全体のパフォーマンスが低下していたと言えるでしょう。特にラスト8試合でエスポージトはPKを含む2得点に留まります。選手層も含めたチーム戦力の差が勝敗を分けたとも言えます。
カップ戦 スコア
ELではベスト16で敗退しFA Cupでは決勝で敗れ準優勝に終わりました。特に悔しい思いをしたのはFA Cupです。FA Cup2回戦から準決勝までの4試合で失点は僅かに「3」でしたが、決勝では守備陣が崩壊し4失点。攻撃陣の調子が低下気味だった事もあり4点をひっくり返す力は残っていませんでした。紛れもなく今季ワーストの試合でした。
ゴールランキング
アシストランキング
個人タイトル
MVPはマンチェスターCからフェラン・トーレスが選出されました。得点王には4年連続4度目となるエスポージトが堂々受賞です。
シーズンベスト11
シーズンベスト11ではウィカムから最多の4選手が選ばれました。個人的には今季大ブレイクを果たしたリコ・リチャーズも選ばれればと密かに思っていましたが、まだまだ基準に達していないようです。
FA Cup 結果
個人タイトル
大会ベスト11
FA Cup準優勝の原動力となったリコ・リチャーズが得点王&ベスト11に選出される活躍を見せました。
シーズンスタッズ
大黒柱のエスポージトは今季も変わらぬ決定力で結果を残しました。しかし上記にも書いたようにリーグ終盤でのパフォーマンス低下は問題です。逆に言うとエスポージトが調子を落とした時にその穴を埋められるストライカーが必要です。それはラスパドリやリコ・リチャーズ、ボジノフなのですが、中々上手くいきませんでした。
しかしラスパドリとリコ・リチャーズの2人も今季は素晴らしい活躍を見せ、共に15得点を記録しました。リコ・リチャーズに至ってはアシスト数も二桁に乗せジェルヴィーニョと並んでチームトップタイの数字です。リコ・リチャーズは一気に”覚醒”しましたね。
過去6シーズン リーグ戦詳細
今シーズンは優勝した2年前より勝点「4」も上回りながら、結果は2位でした。因みに総得点数は過去2番目に多い68得点ですが、失点はクラブ史上最小の19失点です。
シーズンスタッズにも関連しますが、現状ウィカムの得点パターンは右サイドのジェルヴィーニョやボランチから2トップへのパターンが殆どを占めています。即ち両SBや左サイドはあまり得点に関与できていません。これは他のチームとの大きな差であり今後の課題です。(今さらですが・・・)これからは両SBの攻撃参加も積極的にしていかなくてはなりません。
それとDFラインが固定出来ていない事も解決しなければならない問題です。シーズン毎に変わるDFラインでは今季のような正念場での総崩れを起こしかねません。
CL・EL 結果
今季のビッグイヤーはインテルが掲げました!!
ELはチェルシーが5年ぶり2度目の優勝です!相変わらずELではプレミア勢の強さが目立ちます。
クラブランキング更新
ウィカム・ワンダラーズはリーグ2位、FA Cup準優勝という結果を残し順位も大幅アップです。
シーズン目標 総括
経営陣:「KITARO、今シーズンの目標を覚えているか?」
KITARO監督:「・・・タイトルをクラブに持ち帰る事だ。しかしそれは為し得ることが出来なかった・・・全ては私の責任だ・・・」
経営陣:「フッ・・・確かにそう厳命を下したな。しかし我々は君に失望した訳じゃない。確かにシーズン終盤のパフォーマンスは改善しなければならない。ただそれまでの戦いぶりは素晴らしいものがあった。クラブ新記録のリーグ8連勝、FA Cupは過去最高成績を収めた。これは君の手腕があってこそだ」
KITARO監督:「・・・」
経営陣:「そして我々は新たに3年契約を用意した。この3年でリーグ制覇、CL優勝を必ず成し遂げるんだ。そして欧州屈指のビッグクラブへと変えてくれ」
KITARO監督:「相当ハードだがやり甲斐のあるプロジェクトだ。必ず成し遂げてみせるよ」
シーズン終了後 記者会見
記者:「今シーズンは優勝が至上命題でしたが、最後の最後で逃しました。指揮官の進退に影響するのでは?」
KITARO監督:「確かに我々はタイトルを意識して戦った。しかし終盤におけるチームのパフォーマンスには改善が必要だった。しかし私はこのチームを来季も勝利に導く責任がある。進退の話しは必要ないね」
記者:「一部ではエスポージトに依存し過ぎとの声もありますが?」
KITARO監督:「セバスティアーノはチームのリーダーでありキャプテンだ。それに我々にはラスパドリやリチャーズなど優れたストライカーが多数いることを忘れたかい?」
記者:「来季はCLに参戦しますが、来夏の大型補強、もしくはビッグネームの獲得はありますか?」
KITARO監督:「今この場での補強については何も話すことはない。一つ言えることは、我々は常に進化を遂げ成長しなければならない」