史上最強(自称)の布陣を携えて挑んだ今シーズン。蓋を開けてみれば散々な出来でした・・・。シーズンの半分が過ぎ、ペルージャは現在10位と予想を遙かに下回る順位に位置している。
なぜにここまで苦戦しているのか。真っ先に考えられるのは「連携不足」。しかも生半可な物じゃ無く相当深刻な問題に直面している。上記の戦績表を見ても分かるように、シーズン前半戦だけで既に2回もシステムを変更している。土台が定まらないのだ。辛抱も必要だが負け続ける訳にもいかず、【3-4-3】に至っては僅か5試合で見切りを付けた。
そして行き着いた先が【4-3-3】の4バックで、ペルージャ就任以来初めてのシステムだ。このシステム変更が功を奏して今季初めての連勝で前半戦を締めくくりました。前回記事でも書いたように、現在ペルージャには本職SBがいない。そこで今冬のメルカートでは即戦力のSBを是が非でも獲得しなければならないのです。
しかし今夏に大金を投じ補強を敢行した影響で、補強予算がほぼありません。なので「半年レンタル」での獲得を目指し、何とか今季残り半分を凌ぎたい。
2023-24 冬移籍 IN/OUT
今冬のメルカートでは放出はなく、補強のみを行いました。
公言通り、半年レンタルという形で補強したのがノリッジシティのRSBマックス・アーロン。イングランドの次世代を担う期待のSBだ。彼の売りは攻撃力で、スピードとクロスを武器にどんどん攻撃参加するプレースタイルらしい。名前くらいは聞いたことある程度だが、これから全盛期を迎えるマックス・アーロンはパフォーマンス次第では完全移籍も視野に入れている。左SBは予算不足で補強出来ず、リサンドロ・マルティネスを後半戦からはSBで起用したい。
そしてたまたま目に付いたMFリキ・プイグもフリーで獲得。言わずと知れたバルサBの逸材と呼ばれ、「シャビとイニエスタの両面を兼ね備えている」なんて言われるくらい。ホンマかいな(笑)そして何故かそんな逸材が未所属にいるのだろうか・・・。しかし台所事情が厳しいペルージャにとっては魅力的な選手だ。能力的にも高いし、何よりフリーで移籍金がかからないこともあって迷わず獲得です。上手くフィットすれば良いのだが、こればかりは予想がつかない。
取りあえず最低限の補強しか出来なかったが、目的は果たしました。中盤の厚みも出たし、あとは”乗れる”かどうか。いくら攻め込んでも支配率を高めても勝てなきゃ意味が無い。後半戦から順位を挽回するためには、運も勢いも全てを味方につけ勝利という流れに乗って行かなければならない。現ペルージャのポテンシャルを最大限に引き出すことが出来れば、必ず上位に食い込めるはずだ。目標はあくまでも「4位以内」。ここからペルージャの快進撃の始まりだ。
新システム【4-3-3】
※赤字は新加入
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