この試合は中3日で行われるセリエA第11節ボローニャ戦。今季ボローニャに加入した富安のプレーも見てみたかったが残念ながら欠場です。
第11節 インテル×ボローニャ
インテル【3-5-2】 ボローニャ【4-2-3-1】
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この試合は右サイドにラザロ、LCBにはバストーニがそれぞれスタメンに名を連ねた。
ここまで期待外れろ言わざるを得ない、厳しい状況にあったラザロだが、この日は持ち味を十分に発揮したと思います。カンドレーヴァよりもキレのある鋭いドリブルで相手DFを抜き去るシーンもあったし、質の高いラストパスも見せてくれた。得点にこそ繋がらなかったが、独特のリズムからなる鋭いパスはラザロの大きな武器となるだろう。
攻勢していたインテルだったが先制したのはボローニャだった。ソリアーノのミドルがデフライに僅かに当たりコースが変わってハンダノヴィッチでも届かなかった。
失点してからインテルは攻撃のギアが上がり、同点弾を狙い攻め続けた。そしてCKの流れからルカクが押し込み同点に。ようやく追いついたインテルだが勝ち越しの1点が遠い・・・。時間だけが過ぎ後半ATに入る。+1分、ラウタロがエリア内でDFを交わそうとしてファウルを貰いPK獲得。まさに劇的な流れでした。キッカーはもちろんルカク。かなり緊迫するシーンだったが冷静にGKの逆を突き逆転に成功した。
前節に続きこの試合もかなり苦戦したが勝利を収めている。これが昨季は出来なかった事で大きな課題の一つでした。いわゆる”取りこぼし”が多く、徐々に上位グループから離されていき目標が優勝から4位以内へと変わっていったのだ。
この日ドッピエッタのルカクや、一回り成長し覚醒しつつあるラウタロがこの問題を解消してくれた。もちろんコンテの存在も大きい。
開幕6連勝はセンシの活躍が目立っていたが、今は2トップが紛れもなく勝利を呼び寄せている。
インテルの試合の直後に行われたユーヴェもトリノダービーを制し首位を堅守。やはり中々引分けすら期待出来ない。だからこそ優勝争いを挑むならば、直近3試合のような格下相手には引分けすらも許されないのだ。シーズン折り返しまでローマ、ナポリ、アタランタ戦がまだ残っており、少なくともそれ以外の試合ではきっちり勝利し続けなければならない。
そして中2日で迎えるCLドルトムント戦。インテルにとって16強へ進むか否かの重要な一戦です。この試合で負ければ終わりではないが、勝てば一気に次のステージが見えてくる。今週ミッドウィークのCLドルトムント戦、そして週末のヴェローナ戦まで行けば代表ウィーク突入です。ドルトムント戦だけでなくヴェローナ戦までしっかり勝利してこのキツい過密日程を乗り越えてもらいたい。
順位表 第11節終了時点(暫定)