ミッドウィークの今節はアウェーのフィオレンティーナ戦です。
インテルのスタメン。
ラウタロ ジェコ
ペリシッチ チャルハノール バレッラ ダルミアン
ブロゾヴィッチ
バストーニ デフライ シュクリニアル
ハンダノヴィッチ
今節は中2日で迎えコンディション的にもかなりキツい試合です。
相手はここまで無敗&リーグ3連勝中で好調のフィオレンティーナですが、ホームの後押しもあり開始からペースを握りインテルを攻め立てます。
フィオレンティーナは前線のヴラホヴィッチ、ゴンサレス、ソッティルを中心に良い形の攻撃を連発しました。
前半はインテルの見せ場が殆どありませんでした。ビルドアップに苦労し、ボールロスト、セカンドボールも拾えず今シーズンでは最も悪い入りだったと思います。
特に目立ったのはブロゾヴィッチのボールロストです。回りの動きや位置取りも悪かったけども、ここが上手く繋げていけないと前線に運べません。それどころか、ブロゾヴィッチの部分でロストしてしまうと相手の決定機に繋がってしまいます。そしてジェコへのロングボールも収まりが悪く、フィオレンティーナに多くのチャンスを作られました。
先制は攻め立てるフィオレンティーナです。左サイドで競り負けたシュクリニアルの所から、ゴンサレスのクロスで右サイドでドフリーのソッティルが押し込みます。数的不利な状況でもこの形の失点は無くしていかなくては。
後半に入ってもフィオレンティーナの勢いは止まりません。躍動する両サイドがガンガン仕掛けていきインテルは耐える時間が続きます。するとシモーネが交代準備をし、デュンフリースがスタンバイ。しかし後半開始7分にバレッラからのアシストでダルミアンがネットを揺らし同点に追いつきました。本当にワンチャンスでした・・・。
さらにその3分後にはCKからジェコが高い打点のヘッドで合わせて一気に逆転に成功します。
ここからはややインテルが盛り返し徐々にチャンスを作り始めました。
後半20分を過ぎた辺りにデュンフリース、サンチェス、ベシノを投入。中3日のアタランタ戦に備えジェコ、バレッラ、ダルミアンを休ませたと思っています。
この時間帯からはフィオレンティーナの序盤の勢いは見られません。しかし点差はまだ1点なのでインテルの守備も集中していました。
しかし後半30分過ぎにフィオレンティーナに退場者が出ます。左サイドで躍動していたゴンサレスがレフェリーを侮辱するような行為で2枚目のイエローを喰らいもったいない退場です。
バストーニに引っ張られるもゴンサレスがファールに。これに激昂したのでしょうが、フィオレンティーナにとってはかなりの痛手でした。
完全に勢いを失ったフィオレンティーナは防戦一方となり、インテルが余裕を思ってゲームをコントロール出来ました。そして後半42分にダメ押しの3点目をペリシッチが奪いタイムアップ。
好調同士の一戦はインテルが逆転で制しました。
内容ではポゼッション、オンターゲット、パス本数等多くの面でインテルを上回っていたフィオレンティーナでしたが、ゴンサレスの無駄な退場で自らを苦しめたと言えます。
退場せずにあのまま1点差で終盤を迎えていたらどうなっていたか分かりませんからね・・・。
今節の勝利でインテルは24試合連続得点を達成しクラブ記録に並んだようです。
ハキミ、ルカクが抜けた事を感じさせないここまでの戦いぶり。とりわけ得点力はリーグ屈指と言えます。しかしまだ強豪と呼ばれるチームと当たっていません。次節アタランタ戦から、CLシャフタール、サッスオーロ、ラツィオ、ユヴェントスとビッグマッチが控えています。
これらの強豪との戦いで、改めてシモーネの手腕が試されます。